去年の10月、欧州旅行の際、ハノーバーでの石沢選手との、そして、イギリスの片田舎・ウイガンでのロイ・ウッド氏、シェーン・リグビー選手との出合いは私の人生において夢のようなひとときだった。帰国後の虚脱と言うか、気持ちの空白を埋めたくて衝動的に始めたこのページ。11月3日に正式にオープンしたのだが、思ったよりもかなり早く、カウンタが10万を越えた。
 良い機会なので「黙認」の由来について記しておく。

 当初、このHPは『勝手な「新日本プロレス」ホームページ』という名前だった。勝手なというのは勿論、私個人が勝手にやっているというもので、自分が好きなようにやっていくという意味だった。その後、新日本プロレス株式会社にこのページの存在が知れるところとなり、プロレス観戦の上京のついでに12月13日の金曜日に本社に挨拶に出向いた。
 その時、新日サイドとしては「オフィシャルなものをやりたいが詳しい人がいない」「やるからには他の会社に負けないものをやりたい」とかいう事情を話してくれた。本当の所はこのままうちサイトが公式なものになればいいと言う気持もなくはなかったのだが、「いつまでも続ける自信はないから、早く立派なオフィシャルを作って、楽にしてくれ」とお願いした。
 で、公認というのがダメならと、その場で思いついたのが、「黙認」というフレーズ。これについては、多少面白がりながら、簡単にOKしてくれた。

 「公認」でも「未公認」でも「非公認」なく、「黙認」。あくまでも独立した存在で、特に制限もなく、好き勝手に出来るのが「黙認」。例えて言えば、我々は新日に対してマウント・ポジションを取っているのと同じである。
 というか、それ位の気概がなければ存在の意味がない。

1997年5月19日

知 蔵 



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